先日、とあるイベントに参加するため、千葉県船橋市にある行田団地に行ってきました。
行田団地は、私がずーっと行ってみたい団地でした。
それはなぜか?
行田団地は、千葉県船橋市、交通の要衝の「西船橋」の北北東の位置にあります。
趣味でGoogleマップを見ていた時に「この〇は何だろう?」と興味を持ち調べてみたら、ここが行田団地だとわかり、この〇の中に行ってみたいと思っていたのです。
現地に着いてまず向かったのが、円の真ん中にある緑の公園。ここに行けば何かがわかる気がします。
書いてありました。
ここは、旧日本海軍の無線電信所だったところで、電波塔を中心に同心円状の敷地になっていたそうです。なるほど、そういうことでしたか。
円の中心を南北に道路が走り、東西に設置されている公園にはこの道路を横断する橋が架かっています。
公園から南北で町が分かれています。
南側は公団が作った街で、UR賃貸やUR分譲の行田団地。
北側は公務員やNTTの社宅が並んでいます。
南側は、町の中心、バスターミナルや商店街、消防署、交番があります。
商店街前の広場では地域包括支援センターや自治会、UR都市機構などが主催となった防災イベントなどが行われることもあるようです。
行田団地で「珍しいな」と思ったところは、団地の集会所がコミュニティースペースとしても機能している点です。
行田団地には自治会があり、囲碁や将棋、卓球、グランドゴルフなどのサークル活動が盛んです。その活動場所として機能しているほか、みんなが集まれるカフェ「陽だまり」があります。
「陽だまり」、このカフェを作りたいと思った人たちの気持ちがとてもよく表れている素敵なネーミングで、ほっこりしますよね。
お菓子付きで100円(つまりほぼ実費ですよね)昆布茶が飲めるところもとてもいいし(私が好きなだけ?(笑))、紅茶もアールグレイ、日本茶は知覧茶ととても凝っています。金額と言い、メニューといい、とても愛情が感じられます(じーん)。
「陽だまり」には、おそらく、みんなが持ち寄ったんだと思われる文庫本が置いてある本棚や、マッサージチェアもおいてありました。
誰かと話す目的でなくても(話すのが苦手な人でも)、ちょっとした居場所になるような気配りも感じられました。
残念ながらこの日はイベントで人が多く、テーブルや椅子の写真は撮ることができませんでしたが、気軽に立ち寄れる雰囲気でしたよ。
住むなら、こういった気軽に遊びに行ける陽だまりのようなコミュニティーがある地域に住みたいなあと思いました。ホント、駅から近いとか、建物が新しい以外のこういったコミュニティーがもっと評価されるといいなぁ。なんてちょっと脱線しちゃいました、スミマセン💦
次は、自治会の方たちにもコミュニティー活動について話を聞いてみたいなと思いました。
では、また!
【団地データ】
団地名:行田団地所在地:千葉県船橋市行田
完成年月:昭和46年3月(2022年5月現在、築52年)
戸数:(UR賃貸1,485戸、分譲240戸)
建物構造:RC造、分譲は5階建て、賃貸は高層もあり
分譲会社:日本住宅都市公団
▶URの行田団地のページ
https://www.ur-net.go.jp/chintai/kanto/chiba/30_2680.html
(この記事の情報は2020年5月に訪問した時点での情報です。最新の情報に関しては各自お調べの上お出かけください。)
村上亜希枝(むらかみ・あきえ)/ライター
団地を愛する宅地建物取引士。多摩ニュータウンの不動産会社でお客様に団地を薦めているうちに、自身がすっかり団地好きに。現在は「 団地に住みたい人を、増やしたい!」を軸に、主に昭和期に建てられた団地の活性化に日々取り組む。趣味は団地巡り、山登り、アクセサリー作り。アキヱ企画代表。
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