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非常時の飲料水ストックにもなる自販機「災害救援ベンダー」で団地防災のレベルアップ!




すすき野団地(分譲)を歩いていると、バス停前と管理事務所の前には、飲み物の自動販売機が置いてあるのを目にします。


管理事務所前の自販機。コンビニで買うより少し安いのも嬉しいところ♪

これ、ただの自販機じゃないんです。



「災害救援ベンダー」として、非常時(停電時)は非常用電源が働き、中の飲み物が無料で住民に提供される仕組みになっています。


つまり、いつもはちょっと喉が渇いた時や、バスを待っている時にコンビニまで行かなくても便利な普通の自販機として機能してくれる上に、非常時の飲料水のストックとしても機能してくれる自販機なんです。



すごくいい仕組みですよね♪

最近では、この災害救援ベンダーが病院や会社などでも導入されるケースが増えているようです。


分譲団地では、自動販売機の売上が収益に当たるということで、管理組合が収益を上げることに関して議論があり、導入が難しい面もあるようですが、災害時のストックの重要性から設置する団地が今後増えていくことになると思います。



(ちなみに、すすき野団地では一般社団法人がこちらを管理することで収益性をクリアしてるようです)




身近な自販機からも、すすき野団地の先進性が垣間見えますね。


この災害ベンダー、他にも横浜市緑区の竹山16-2団地や、千葉県浦安市の入船西エステートでも目にしました。



今日は、防災対策としての自販機の役割についてお伝えしました。

では、また!



 



村上亜希枝(むらかみ・あきえ)/ライター

団地を愛する宅地建物取引士。多摩ニュータウンの不動産会社でお客様に団地を薦めているうちに、自身がすっかり団地好きに。現在は「 団地に住みたい人を、増やしたい!」を軸に、主に昭和期に建てられた団地の活性化に日々取り組む。趣味は団地巡り、山登り、アクセサリー作り。アキヱ企画代表。団地女子会メンバー。

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