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「団地を買う」を応援します!特集Vol.5 住宅ローンの話


団地の買い方シリーズのロゴ



今回は、みなさんからご質問いただく「ローンの話」をQ&Aでお話ししたいと思います。

こちらに書くことは一般的なことで、必ずしも全員に当てはまるとはありません。人によっておススメすることは違うので個別にご質問くださいね。


Q. 住宅ローンは長く組んだ方がいいの?

一般的には、ローンはできるだけ長く組んだ方がいいと言われています。

理由は、①住宅ローンは他のローンに比べて金利低いこと、②住宅ローンを組むときに入る団体生命信用保険(以下、団信)の保証期間が長くなる、③現金の貯金ができるからです。


解説していきます。①は言わずもがな、学資ローンや車のローンに比べて、住宅ローンは金利が低いです。他で住宅ローンより高い金利のローンを組むのだったら、住宅ローンをめいっぱい組んで、他の物は現金で支払う方がお得というわけです。


②団信は、住宅ローンを組むときに、金融機関から担保のために加入を求められます。

保証内容は様々ですが、例えば重度障害を負ってしまったときは、ローンの支払いが不要になります。住宅ローンの存続期間中、保証がされているわけですから、その期間が長いほど安心ですね。


③ローンの返済期間を長くすれば、月々の返済額は低くなります。その分をぜひ貯蓄に回しましょう。ローンを長期間(例えば35年)で組んだからと言って、35年間借り続けなくてはいけないわけではありません。40歳の方が75歳まで払う前提で組みますが、貯蓄額が一定以上になったら早期返済も可能です。



Q. 元利均等と元金均等ってなに?

元利均等・元金均等に関しては、これだけで1記事書けるので、ここでは下記にメリット・デメリットを記します。仕組みをもう少し詳しくお知りになりたい方は、「元利均等・元本均等」で検索して調べてみてくださいね。

ここでは、3000万円を1%の利息で30年借り入れるケースで考えてみたいと思います。


元利均等とは】

 借入額(3000万円)と、それに対する金利の合計額を一定にする支払い方法のこと。


・元利均等のメリット

・月々の返済額が(金利が変わらない限り)一定のため、返済計画が立てやすい

・元金均等に比べて、借入しやすい(元金均等だと初期の返済額が多く、返済のしやすさという点で借り入れしにくい)


元金均等とは】

 月々の返済額の中で、借入額(元金、3000万円)の割合を30年間一定にする支払い方法のこと。返済し続けると元本自体が減っていくので、自ずと月々の利息の額は下がっていきます。つまり、返済初期は返済額が多く、どんどん返済額が低くなっていく返済方法です。


・元金均等のメリット

・返済の総額が元利均等に比べて低くなる



Q. 団地(高経年マンション)の購入にローンは組めるの?

ズバリ、組める金融機関はあります。

築年が昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた物件がNGな金融機関もありますが、メガバンク(例えばMS銀行など)これまで何件も審査に通った実績があります。

また、リノベーションする前の物件価格<リノベーション価格 の場合も、審査に通る物件がありますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。



Q. フラット35ってなに?

フラット35は、金融機関の名前ではなく、公的機関である住宅金融支援機構の金融商品名です。金利の変動がなく、35年間一定の金額で返済が可能で、生活設計が立てやすい商品です。フラット35の受付窓口は、各金融機関が行っています。

持病があり、団体生命信用保険に入れない方は、フラット35は団信への加入は任意ですので、フラット35の使用をおススメすることが多いです。


Q. 手付金はローンに組み込める?

・ローン費用に組み込めます。ただし、次の点注意が必要です。

手付金は契約時に現金で支払います。その後、決済時に手付金も含めた額が金融機関から振り込まれますが、契約時には一時的に現金が必要となります。

金融機関から振り込まれるまでは、一時的に立て替えたり、親族に借りたりする方が多いです。



今回はローンについて、よくお問い合わせいただく事項を掲載しました。






 

団地ライター村上の顔写真

村上亜希枝(むらかみ・あきえ)/ライター

団地を愛する宅地建物取引士。多摩ニュータウンの不動産会社でお客様に団地を薦めているうちに、自身がすっかり団地好きに。現在は「 団地に住みたい人を、増やしたい!」を軸に、主に昭和期に建てられた団地の活性化に日々取り組む。趣味は団地巡り、山登り、アクセサリー作り。アキヱ企画代表。







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