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心躍る自分色の素敵な空間と「お金のあんしん」。30代でリノベ団地を買って得たものとは?

だんちぐみデザイナーズリノベーションプロジェクトの物件を通して出会ったAさん。

30代の若い女性がリノベ団地を買う、ということに興味津々な団地女子会(外部リンク)のメンバーで、Aさんが購入に至った経緯や、購入時の不安、実際に生活してみての印象などをお聞きしました。


団地リノベ購入したAさんの写真
▲Aさんはみんなの質問に丁寧に答えてくださいました


Qこの団地に住むきっかけは?

■心躍る素敵な内装に惹かれ、決めました


ここに住む前は、友人と一緒に23区内のシェアハウスに住んでいました。

仕事がWeb系で、在宅で仕事をしようと思うと手狭になってしまい、もう少し広さがあるところを探していたところ、こだわりのお部屋を紹介する「物件ファン」に今住んでいるお部屋が紹介されていました。


大正ロマンをテーマにしたお部屋だったため、一目ぼれしました。ですが、いったん冷静になって家を買うことを考えて、お部屋探しのカウンターにも相談に行って、紹介された新築の物件とかも見に行きました。新しい物件は設備は良かったのですが、個性がないというか、心が躍るようなものに出会えず、やっぱり、前に見たあのお部屋がいいなと思い「よし、買おう」と決めて、再内覧をお願いし、購入に至りました。



すすき野団地の写真
▲Aさんが住むすすき野団地は緑が多く、公園に住んでいるよう


Q.高経年の団地を買うことに抵抗はなかったですか?

■どんな新築マンションでもいずれ古くなる。若いうちに購入して失敗しても、取り戻せると思いました。



古い物件を買うことに関しては、いろいろと考えました。でも、どんなに新しい物件を買ってもいずれ古くなることには変わりはないなと思い至りました。それならば、比較的安価で買える物件を若いうちに購入しておけば、仮にそれが失敗でも若ければ体力も気力もあるので、今の物件を売却したり、転居したりできるからいいかなと考えて購入しました。




▲Aさんが住むお部屋は大正ロマン香る「団地モガ」という物件の写真
▲Aさんが住むお部屋は大正ロマン香る「団地モガ」という物件

Q購入と賃貸と比較して、良かったことはありますか?

■将来のこと、お金のことに対する不安がひとつ減ったように思います。


賃貸だと、「家賃と管理費」、購入だと「ローン支払い額と管理費・修繕積立金・固定資産税」を合計した額が毎月の住居費になるかと思います。立地が違うので一概に比較はできませんが、支払額で言うと、今の方が1~2万円くらい安いです。


お金に関してもう1点付け加えると、賃貸と大きく異なる点は、購入するときローンを組むと「団体生命信用保険」(以下、団信)に加入することです。これが私としてはあんしんでした。団信の契約内容にもよりますが、将来病気になったり、事故にあったりして働けなくなった時、自分にもしものことがあった場合、ローンの返済をしなくても良くなります。残された家族にも金銭的な負担をかけないで済むので、不安が1つ減ったように思います。


■お部屋の広さ・内装を好きに変えられる点が◎


広さに関しては、今の方がもちろん広くて、在宅ワークが捗っています。本を読むのが好きなので本がたくさんあるのですが、大きい本棚を置けるのが嬉しかったです。また、賃貸では内装を変えることができませんが、購入すると自分の好きなところに棚を増やしたり、壁の色を変えたりできるのもいいですよね。自分のものって感じがします。




▲Aさんが住むお部屋は大正ロマン香る「団地モガ」という物件
▲建物の築年数は古くても、配管やサッシ、玄関ドアは改修されていて住戸内は新築同等の設備なのも購入ポイントだったそうです

Q団地の集まりには参加してますか?

■役員やってますが、思ったより負担は感じません。


今年は当番が回ってきて棟役員をやっています(注;団地によって異なりますが、1棟で1人ずつ役員を出すシステム)。団地の人間関係って大変でしょ?ってよく聞かれるんですが、思ったより大変ではなかったです。ご近所さんと知り合いになれますし。



(編集後記)


団地女子会のメンバー(当時)は20代30代で、賃貸物件や実家に暮らしている人が大半です。同世代が団地を購入した話には、みんな興味深々で聞き入っていました。

その時のことを「団地偏愛通信」第4号で発信しています。




【infomation】

Aさんがご購入された物件「団地モガ」はこちらをご覧ください。



 


団地ライター村上の写真

村上亜希枝(むらかみ・あきえ)/ライター

団地を愛する宅地建物取引士。多摩ニュータウンの不動産会社でお客様に団地を薦めているうちに、自身がすっかり団地好きに。現在は「 団地に住みたい人を、増やしたい!」を軸に、主に昭和期に建てられた団地の活性化に日々取り組む。趣味は団地巡り、山登り、アクセサリー作り。アキヱ企画代表。団地女子会メンバー。





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